BLOG

2017/07/18

美容師,撮影

アグ店

私の知っている限り、美容師という人たちは皆、デジタル一眼レフカメラというものをもっているらしい。
私の先輩や後輩も当たり前かのように所持し、使いこなしていらっしゃる。
後輩がモデル撮影をするのを見学させてもらった。なるほど、一心不乱にパシャパシャやっている後輩は、いつもより二割増しでかっこよくみえる。


やはり私も二割増しになるためにカメラが必要だ。(金はないが)
撮影している後輩の周りを物欲しそうな眼差しで挙動不審にウロウロしている場合ではない。



まずはカメラの下見をするため、仕事帰りにエディオンへ。(金はないが)



いろんなカメラを片っ端から物色していると背後から「どんなカメラをお探しですかあ?」と、アグレッシブそうな店員にアグレッシブに声をかけられた。、、、非常にまずいシチュエーションだ。普段、どんな店でもアグレッシブに話しかけられないように店員の様子を慎重に観察し、アグレッシブ店員がいないことを確認した上で入店する私だが、この日ばかりはカメラ欲が先走り、店員への警戒を疎かにしてしまった。

たたみかけるようにセールストークされ、ヘタレな私は、ほぼ買ってしまう方向で商談成立しようとしていた。



その時


店内に閉店時間を告げるBGM「蛍の光」が流れ始めた。

ふと我に返った私は「これだけいただきますぅ~!」と言いカメラのカタログを素早く鷲掴みにし、50メートルを7秒台くらいの早歩きで店をあとにした。

そのままのスピードで家路を歩きながら私は考えていた。
今日の戦利品のこのカタログをちゃんと熟読し、知識を蓄えてからリベンジに来よう!明日、ゆっくり読もう!と。


これから本格的に一眼レフを操る美容師になれるよう頑張るぞ!


P.S. 次の日、カタログが無いと思ったら、鷲掴みにしてクシャクシャだったので彼女がゴミだと思い捨てていました。


Copyright © HAIR TAILOR All Rights Reserved.

PAGE TOP